後冷泉天皇|国内外で争いが絶えなかった苦難の時代に遊興に没頭
藤原道長の外孫として天皇の座に就いたものの、映司は左大臣や右大臣ら藤原家が権力を持っていました。
国内外で様々な争いが起きたものの、後冷泉天皇は実権を握ることなく、政務を取り仕切ることもないままだったと伝えられています。
後朱雀天皇|伊勢神宮の祟に怯えた藤原家の傀儡天皇
後朱雀天皇時代は、まだまだ藤原家の勢力が強かったものの、確かに藤原家栄華の陰りは現れていました。
それでも傀儡に過ぎなかった後朱雀天皇。
さらに治世の乱れも頻発し、伊勢神宮の祟りだという噂も尽きなかったと言われています ...
後一条天皇|壺切御剣と絶頂期を迎えた藤原道長
後一条天皇が即位すると、さらに勢いを増した藤原道長。
栄華絶頂期を迎え、天皇から皇太子へと相伝される守り刀すらも、藤原道長の邪魔が入るようになったと伝えられています。
【諡号】 ...
三条天皇|眼病を理由に藤原道長から譲位を迫られた天皇
藤原兼家の孫であり、とても可愛がられたと伝えられている三条天皇。
けれども天皇に即位したのは、35歳になってからのことでした。
【諡号】 ―
【諱】 居貞(おきさだ)
一条天皇|紫式部や清少納言など宮中文化を盛り上げた天皇
まだまだ衰える気配のない藤原北家の勢力。
天皇主導の政治の道が絶望的となる中で、一条天皇は芸術の才能を発揮し、宮廷文化を盛り上げました。
【諡号】 ―
【諱】 懐仁(やすひと ...
花山天皇|安倍晴明の式神伝説と西国三十三所巡礼を広めた天皇
花山天皇は、安倍晴明の式神のエピソードで有名です。
騙されて出家させられてしまいますが、出家後の余生は大きな法力を得たといわれています。
この法力を得る旅は、西国三十三所巡礼という形で現在も残っています。
円融天皇|藤原家の争いに翻弄された天皇
冷泉天皇から譲位され、第64代天皇へと即位した円融天皇。
即位したのはわずか10歳で、藤原家の権力争いに翻弄される人生を送りました。
【諡号】 ―
【諱】 守平(もりひら) ...
冷泉天皇|安和の変により二年で譲位した儚い天皇
17歳で即位するも、わずか2年後の19歳で譲位した冷泉天皇。
その原因として、幼い頃から気の病を患ったがための奇行が目立ったためだという説が有力です。
【諡号】 ―
【諱】 憲 ...
村上天皇|天皇親政の手本と称された天暦の治と鶯宿梅
天皇主導の天皇親政を目指し、国家財政の再建に務め、多くの功績を残したのが、第62代村上天皇です。
第62代 村上天皇(むらかみ)【諡号】 ―
【諱】 成明(なりあきら)
【異称】 村上の先帝
【生没 ...
朱雀天皇|新皇と名乗った平将門と2つの乱
優しく穏やかな性格だった朱雀天皇ですが、生まれて亡くなるまでの人生は壮絶な出来事の連続でした。
第61代 朱雀天皇(すざく)【諡号】 ―
【諱】 寛明(ゆたあきら)
【異称】 朱雀院(追号)
【生没 ...
醍醐天皇|理想の政治と評された延喜の治と菅原道真の怨霊
歴代天皇の中でも自身がリーダーシップをとって政治を行ったと伝えられている醍醐天皇。
その人となりは、世に伝わっている功績をみれば明らかになります。
【諡号】 ―
【諱】 維城(こ ...
宇多天皇|天皇家初の法皇誕生
光孝天皇の第7皇子であり、すでに臣籍降下していた源定省。
親王復帰から天皇家初の法皇となったのが、宇多天皇です。
【諱】 定省(さだみ)
【異称】寛平法皇、亭子院、朱雀院